水陸機動団の辺野古配備計画、名護市議会が特別委設置へ 事実関係を確認


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名護市役所(資料写真)

 【名護】陸上自衛隊の「水陸機動団」を名護市辺野古に建設中の米軍新基地に配備する計画を巡って、名護市議会の議会運営委員会(比嘉忍委員長)はこのほど、事実関係を確認するための特別委員会を設置する方針を固めた。3月1日の議運委で名称や定数を決定し、4日の3月定例会本会議で設置について諮る。

 今月1日に議運委員の比嘉勝彦市議が「市議会として確認が必要だ」と提案し、4日の議運委で審議した。新たに特別委を設置するか、軍事基地対策特別委員会で対応するか採決したところ、新たな特別委設置を求める意見が多数を占めたという。

 提案者の比嘉氏は「事実ならSACO合意で決めた基地負担軽減に逆行する。市民にしっかり説明するためにも確認が必要だ」と話した。水陸機動団の配備に関して、市議会には今月上旬、市民団体から事実確認などを求める陳情も提出されている。

 

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