泡盛「琉球」を北京へ輸出 「古酒は中国料理とも相性がいい」 新里酒造ら3社、消費拡大に期待


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北京に泡盛「琉球」などを出荷した新里建二社長(右)ら=5日、うるま市の新里酒造

 【うるま】うるま市洲崎に工場がある新里酒造(沖縄市、新里建二社長)は4日、中国・北京に向けて泡盛「琉球」やリキュール酒240ケースの計1920本を出荷した。

 北京にある卸売業の北京華鑫恆晟科貿(ファシンヘンセインカモウ)有限公司(田国相社長)が沖縄国際流通(宮城勝也社長)に泡盛の輸入を打診し、新里酒造から出荷することになった。

 「シークヮーサー梅酒」は商品名を「小青檸檬梅酒(ショウチィンニィンモンメイジュウ)」と表記するなど、中国の消費者向けにパッケージやラベルを変更した。

 オンラインで取材に応じた田社長は「アルコール度数の高い古酒は、中国の料理とも相性がいい。『琉球』の文字も覚えやすく、ラベルやパッケージにも満足している」と述べた。

 新里社長は「コロナ過で収益が落ちている中、宮城社長のマッチングはありがたい。3社の考え方も合致しており、少しずつマーケットを拡大したい」と話した。

 (喜納高宏通信員)