【うるま】うるま市洲崎に工場がある新里酒造(沖縄市、新里建二社長)は4日、中国・北京に向けて泡盛「琉球」やリキュール酒240ケースの計1920本を出荷した。
北京にある卸売業の北京華鑫恆晟科貿(ファシンヘンセインカモウ)有限公司(田国相社長)が沖縄国際流通(宮城勝也社長)に泡盛の輸入を打診し、新里酒造から出荷することになった。
「シークヮーサー梅酒」は商品名を「小青檸檬梅酒(ショウチィンニィンモンメイジュウ)」と表記するなど、中国の消費者向けにパッケージやラベルを変更した。
オンラインで取材に応じた田社長は「アルコール度数の高い古酒は、中国の料理とも相性がいい。『琉球』の文字も覚えやすく、ラベルやパッケージにも満足している」と述べた。
新里社長は「コロナ過で収益が落ちている中、宮城社長のマッチングはありがたい。3社の考え方も合致しており、少しずつマーケットを拡大したい」と話した。
(喜納高宏通信員)