OISTがYouTubeで科学トーク カジルラノバさんがT細胞の研究を紹介 26日配信


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
カジルラノバ・グリフィア

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)とジュンク堂書店那覇店は毎月第4金曜日午後6時半~7時半、博士課程の学生による「サイエンストーク」を開催している。26日は動画サイト「OIST Youtubeチャンネル」でオンライン配信する。担当するカジルラノバ・グリフィアさん(免疫シグナルユニット所属)がトーク内容を寄稿した。

 ◇   ◇

 母国のカザフスタンで医学の学士号と分子医学の修士号を取得後、2019年にOISTに入学しました。現在OISTで、ウイルスや腫瘍細胞の除去において重要な役割をする「CD8+ T細胞」という、T細胞の一種がどのように消耗するかを調べています。このT細胞が刺激などに継続的にさらされると、その機能を失い始めます。この状態を「枯渇」と呼びますが、私の長期的な目標は「CD8+ T細胞」を枯渇の状態に陥らせないよう制御する因子を解明することです。本トークでは、この研究についてご紹介します。