「やったー」「すごい」。21世紀枠同士の戦いを制し、センバツ初出場で初勝利を飾った具志川商業高校。勝利が決まった瞬間、うるま市みどり町の同校では、生徒や教員から拍手が湧き起こった。甲子園のスタンドで試合を見守った保護者らは「次戦も伸び伸びプレーしてほしい」とさらなる活躍に期待した。
【うるま】具志川商業高校では22日、新型コロナウイルス対策のため、生徒たちは各教室からモニター越しに選手を応援した。午前9時に試合が始まると、生徒らは画面にかじりつき、一球一球を目で追った。
最初の盛り上がりは二回裏、1アウト二、三塁の場面。上原守凜選手が適時打を放ち2点を先制すると、生徒は手を取り合ったり、ガッツポーズをしたりと大喜びだった。その後も点を重ねるたびに歓喜に沸いた。8対3で勝利が決まると、この日一番の拍手が送られた。
2年の田場文奈さんは、試合を見終え「友人が全国の舞台で活躍する姿を見られてうれしかった。勝って良かった」と笑顔。豊島正憲教頭は「コロナ禍の中、選手が県民に勇気と希望を与えてくれた。誇らしく思う」とたたえた。
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