沖縄コロナ137人感染 過去最速、8日間で1000人増


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は14日、10歳未満から90代の137人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は1万1003人で、1万人を超えた今月6日から、これまでで最も早い8日間で千人増えた。那覇市内の医療機関と家庭内(発生場所は非公表)で計2例のクラスター(感染者集団)が確認され、累計149例となった。

 新規感染者のうち42人が接触感染と推定される。内訳は家庭内29人、飲食4人、職場と知人・友人各3人、施設1人、その他2人。県立宮古病院で入院中だった重症者1人は、本島で治療を行うため14日に自衛隊のヘリで本島内の病院に緊急搬送された。
 3月から始まった県内医療従事者のワクチン接種状況は、9日現在、対象者約5万7千人のうち、1回目の接種が完了したのは1万8022人。そのうち、約6千人が2回目の接種を終えた。
 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は56・69人で、大阪府(68・57人)に次いで全国2番目に多い。米軍関連は14日、嘉手納基地と普天間飛行場、キャンプ・ハンセン、キャンプ・フォスター、キャンプ・コートニーで各1人の感染が確認され、累計1239人となった。