沖縄県教育長「強い危機感と衝撃」 高校生の覚醒剤所持逮捕で


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 沖縄県内の高校生2人を含む少年3人が覚醒剤取締法違反(共同所持)容疑で逮捕されていたことを受け、金城弘昌県教育長は21日午前、「大変残念であり、強い危機感と衝撃を受けている」とのコメントを発表した。沖縄県警は今年2月に高校生らを逮捕し、薬物の入手ルートについて調べを進めている。

 沖縄県内では2020年10月にも高校生が大麻所持で逮捕される事件があった。県教育委員会は同年12月に緊急校長会を開催し、薬物乱用防止教育の充実を図るよう、各高校に促していた。金城教育長は「県民一丸となった薬物乱用防止の取り組みが必要であるとの認識のもと、引き続き、学校、家庭、地域、関係部局、県警等の関係機関と連携し、児童生徒の薬物乱用防止教育の充実に取り組む」とした。

【関連ニュース】

▼【特報】沖縄県警が高校生らを覚醒剤所持容疑で逮捕 SNSで密売か

▼「沖縄手押し」「アイス」…隠語で違法薬物密売か 高校生ら逮捕

▼沖縄で中高生の薬物事件、摘発後絶たず…未成年の薬物汚染が深刻に

▼小中学生4人が飲酒 ウイスキー「万引した」 沖縄本島南部

▼大麻は問題行動のない「普通の子」の手にも… SNSのつながりが教師から見えにくく <薬物禍 危うい少年たち(下)>