沖縄の聖火リレー走者公表 東京五輪・パラリンピック組織委員会


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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、沖縄県内で5月1、2日に行われる東京2020オリンピック聖火リレーのランナーリストを公表した。約180人のランナーが県内で聖火をつなぐ。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、本島では公道使用の中止が決定し、コースが大幅に見直された。初日は名護市民会館周辺、2日目は糸満市の平和祈念公園内をそれぞ14に区切ってリレーする。1人当たりの走行距離は半分程度に縮小され、1人100㍍程度となる。初日は午前9時半、2日目は同10時から、両日午後7時までの走行を予定している。無観客で実施し、インターネットでライブ中継する。石垣市は予定通り公道を使用し聖火をつなぎ、座間味村は海上でサバニによるリレーを行う。

 当初計画は県内14市町村を巡るコースだったが、新型コロナウイルスの影響で那覇市など9市が「まん延防止等重点措置」の対象となり、本島公道でのリレーは中止となった。さらに宮古島市が同措置に追加され、同市でのリレーは全面的に中止が決まった。

 県内ランナーリストは19日に公表予定だったが、県実行委員会の規模縮小の判断に伴い、延期されていた。