琉球新報社が組織再編 部制を廃止、グループ制へ 柔軟配置が狙い


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 琉球新報社(玻名城泰山社長)は5月1日付で組織再編を実施し、従来の部制を廃止してグループ制に移行する。組織の縦割りをなくし、業務に臨機応変に対応できる柔軟な体制にすることが狙い。編集局は報道本部を「政経グループ」と「暮らし報道グループ」に再編し、機動力を発揮できる体制を構築する。紙面制作の要となるニュース編成センターは「編成センター」に改称し、業務を見直す。

 このほか総務局と経営戦略局を統合し、「総務企画局」とする。さらに営業局と読者事業局の事業部門を統合・再編した「広告事業局」を設置し、広告グループと事業グループを置く。読者事業局は販売と読者支援に軸足を置いた「地域読者局」に再編する。

 組織再編は、デジタル分野の報道・サービス強化のためデジタル推進局を新設した昨年11月以来となる。