くらし

沖縄と韓国つなぐ人気のインスタ「沖韓」 韓国出身の青年が描く夢は

沖縄と韓国をつなぐためのコミュニティーの場として立ち上げ、活動するチュ・ソンミンさん=4月22日、那覇市国場

 「沖縄と韓国の懸け橋になる」という思いを胸に沖縄で活動する韓国人男性がいる。那覇市在住のチュ・ソンミンさん(26)は県内で起業した事業を通した沖縄・韓国での発信に加え、日韓交流の場として立ち上げたインスタグラム(SNS)「沖韓」で在沖韓国人や韓国好きの日本人をつなぐ。「沖韓」のフォロワーは2500人を超え、県内最大の日韓交流コミュニティースペースとなっている。

 初めての来沖は2015年。学生時代に旅行で訪れ、沖縄の豊かな自然、県民の温かな人柄に心を奪われたという。移住を決意したが、「住むからには沖縄のためになりたい」と、韓国で沖縄県産海ブドウの輸入販売業を手掛けた後、19年に沖縄に移住した。


チュ・ソンミンさんが沖縄と韓国をつなぐ目的で立ち上げたインスタグラム「沖韓」

 ソンミンさんは、県民との交流を深めようと多くの行事を開催してきた。琉球大学の学生や韓国人留学生たちと定期的に実施しているビーチクリーンのほか、2年前に始めた交流会は、昨年度は本島北部・中部・南部の3カ所で開催し、多くの人が参加した。

 県内の新型コロナウイルス感染者の増加に伴い、今年に入ってからは対面での交流が制限されているが、沖縄で起業したキッチンカー販売事業を通して県民とのコミュニケーションを取り続ける。コロナ感染が落ち着いた後は、韓国ツアーも予定している。
 沖縄での事業展開は今年を勝負の年と捉え、韓国ファッションのアパレル事業に加え、原点である県産海ブドウの販売事業も再開する。新型コロナウイルス拡大以前は来沖外国人観光客数で韓国は第2位。外国人観光客が沖縄に戻ってくる頃には、韓国人の自分がきっかけとなり、沖縄の産業に良い影響を与えたいと思い描く。
 「沖縄のためになるのか、喜ばれることなのか」。常に自問自答しながらの事業展開を心掛ける。「微力かもしれないが、無力ではない」が座右の銘の、沖縄愛に満ちた韓国人青年の物語は、これからもまだまだ続く。

 (野添侑麻)

▼チュ・ソンミンさんの熱い思いはこちらのページでさらに詳しく紹介しています。

「沖縄と韓国の懸け橋に」行動力と沖縄愛にあふれた韓国人青年の物語



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