沖縄の生活保護が過去最多 各福祉事業所の状況は? アンケート結果


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 沖縄県内の生活保護利用者が2021年2月時点で前年同月比458人増の3万8472人となり、20年10月以降、5カ月連続で過去最多を更新していることが分かった。琉球新報が全41市町村を網羅する県内16の福祉事務所にアンケートを実施し、集計した。福祉事務所には飲食や観光関係者を中心に「解雇されて収入がない」「客が来ない」などの相談が寄せられており、新型コロナウイルス禍が県民生活にじわりと打撃を与えている様子が浮き彫りとなった。

 アンケートは3月下旬、各福祉事務所にメールかファクスで実施。生活保護の利用者数や申請件数などを尋ね、本紙が集計・追加取材を行った。事業所別のデータを紹介する。


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