【金武】金武町観光協会はこのほど、町の特産品ターム(田芋)の販売を始めた。子芋と親芋の冷凍真空パック計4種類を販売している。協会は「金武産タームを買いたいという問い合わせは多いが、町内で購入できる場が少なかった。気軽に買いに寄ってほしい」と呼び掛けている。
協会によると町産タームは町内の小売店などではあまり販売されず、農家以外には出回らない。ターム購入の問い合わせがあると、やむなく町外の施設を案内していたという。
4月下旬、隣のステーキ店から冷蔵冷凍庫を譲り受けたことを機に、若手農家の仲田直樹さんから真空パックのタームを仕入れて販売に乗り出した。用意した16パックが地元住民を中心に次々に売れ、好調なスタートを切ったという。
喜久山哲郎事務局長は「地元の物が地元で買えるようになった。いずれは県外発送も手掛けたい」と意気込む。タームを試みに、町産のシイタケやモズクなども取り扱い、町内にまだ無い町産品の直売所構想につなげたい考えだ。
冷凍真空パックのタームは、子芋600グラム500円、子芋(皮むき)600グラム600円、親芋1キロ1200円、親芋(ふぞろい)1・5キロ1200円(いずれも税込み)―の4種類。問い合わせは同協会(電話)098(989)5674。