沖縄コロナで1人死亡、36人が感染 粟国で感染初確認【5月11日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は10日、新型コロナウイルスの患者1人が亡くなり、新たに10歳未満から80代までの36人の感染が確認されたと発表した。累計の死亡者数は139人、感染者数は1万3131人となった。粟国村では10日までに、1人の感染が確認された。同村での確認は初めて。

 亡くなったのは南部保健所管内の70代女性。4月24日に検査で陽性が判明し入院していたが、5月3日に死亡が確認された。

 10日の新規感染者36人の居住地別は那覇市8人、南部保健所管内6人、宜野湾市5人、南城市と石垣市が各4人など。推定感染経路が判明しているのは19人で、内訳は家族内が最も多く13人、知人3人、職場2人、飲食1人だった。

 9日に発表された中部保健所管内の高齢者施設での感染者35人の年代は、70代2人、80代14人、90歳以上18人、確認中1人となっている。県はクラスター(感染者集団)に該当するかどうか、保健所と調整を進めている。

 米軍関係は9日に2人の感染が確認されたとの報告が県にあった。10日はゼロだった。