沖縄でコロナ59人感染 県、ワクチン接種へ大規模会場を設置【5月18日朝】 


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真=米国立アレルギー感染症研究所提供

 県は17日、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、ワクチンの大規模接種会場を県内2カ所に設置する方針を示した。本島中部と南部に1カ所ずつ置く案があり、日中に接種できない人を対象に夜間・休日対応も検討している。新規感染は10代から80代の59人で、県は新たに4例のクラスター(感染者集団)を認定した。

 新型コロナに感染し入院中だった南部保健所管内在住の60代男性の死亡も発表された。県内の死亡者の累計は142人。入院中の重症・中等症患者は222人で、2日連続で過去最多を更新した。

 新規感染者のうち、推定感染経路が判明しているのは20人で、内訳は知人友人8人、職場7人、家庭内5人。居住地別では那覇市が最多で23人、石垣市8人、豊見城市6人、宮古島市5人など。

 年代別では20代が最多の20人、30代16人、60代8人などと続いた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は53・12で全国6位。県内累計は1万3918人となった。

 米軍関係は16日はゼロ、17日は普天間基地とキャンプ・ハンセン、キャンプ・フォスター、キャンプ・シュワブで各1人の感染が確認され累計1342人となった。

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