バトミントン男子南風原がV7 女子は沖水2連覇 県高校総体


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男子団体決勝 南風原―沖水 強烈なスマッシュを放つ南風原の奥浜琉=23日、那覇市民体育館(喜瀬守昭撮影)

 県高校総合体育大会の先行競技6種目が23日、県内各地で行われ、バドミントン団体戦では男子の南風原が7年連続11度目、女子は沖縄水産が2年連続2度目の頂点に立った。

◆勝負の単 奥浜冷静/攻め無理せずミス誘う

 男子団体は南風原が7連覇を達成。昨年10月の新人大会で敗れた沖縄水産に雪辱を果たした。

 5ゲームマッチの3ゲーム先取制。2―1と競り合い、勝負は残りのシングルスに託された。第2単の奥浜琉、第3単與儀天友の試合が同時に始まった。

 奥浜は「ミスせず、とにかくつないでいこうと考えていた」と無理には攻めず、レシーブに集中した。相手は強打や左右の揺さぶりで攻めかかるが、徐々に精度を欠き、ラインオーバーなどのミスを重ねた。奥浜は冷静な試合運びでペースをつかむと終盤は連続得点で一気に勝負を決めた。隣のコートの與儀も同じタイミングで勝利した。

 第1単で勝利した町田宗斗主将は「第1ゲームの途中まで負けていたが、途中のインターバルで気持ちを切り替えることができた」と満足そう。「隣のコートで與儀と仲里悠平がダブルスで競り合っていて、自分も負けられないと思った」という。仲間の姿が勝利の原動力となった。

 チームは九州、全国総体への切符を獲得した。奥浜は「まずは九州4強を目指しチーム一丸で臨む」と闘志を燃やした。
 (大城三太)

◆女子沖水 貫禄の連覇/単複安定、全てストレート

女子団体決勝 沖水―普天間 息の合ったプレーで優勝に貢献した(左から)沖水の新垣瑠香、奥間凜香ペア

 女子団体は沖縄水産が連覇し、貫禄を見せた。決勝を含め全ての試合で3―0のストレート勝ちを収めた。

 第1ダブルスの新垣瑠香・奥間凜香は第1ゲームを安定した試合運びで先取。主将の新垣は「焦らず、自分たちの攻撃的なプレーができた」と胸を張った。奥間が後方からスマッシュ、新垣がネット際の勝負で得点を重ねた。

 ただ、第2ゲームは接戦に。奥間は「勝ち急いでサイドを狙いすぎた」と課題も口にした。第1シングルスの久米麗も粘り勝ちし盤石だった。新垣は「序盤から持ち味の攻撃的なプレーをしたい」と九州、全国での健闘を誓った。


<バドミントン>
 (那覇市民体育館)
 【男子】
▽団体準決勝
沖水 3―0 糸満
南風原 3―0 コザ
▽同決勝
南風原 4 (単3―0,複1―1) 1 沖水

 【女子】
▽団体準決勝
沖水 3―0 糸満
普天間 3―0 コザ
▽同決勝
沖水 3 (単1―0,複2―0) 0 普天間