4回目の緊急事態宣言による休業要請や外出自粛が始まって初の土曜日となった29日、那覇市の国際通りと沖縄都市モノレールの那覇空港駅の午後3時台平均の人出は、前年同月比でいずれも60%以上増加した。厚生労働省にビッグデータなどを提供する「Agoop(アグープ)」(東京)が分析した。
1回目の緊急事態宣言が出ていた昨年の同月平均と比較すると、国際通りとモノレール3駅周辺に滞在した人は軒並み増えた。前年同月比は休日平均で比較している。前年同月は政府が緊急事態宣言を半ばまで出しており、20年5月14日に沖縄を含む39県の宣言を解除した。
Agoopの分析によると、午後3時台平均の県内4地点の人出は、前年同月比で国際通りが66・3%増、那覇空港駅が60・6%増、県庁前駅が55・2%増などとなった。
午後9時台平均では、那覇空港駅が56・5%増、次いで県庁前駅が47・6%増、国際通りが37・6%増、牧志駅が12・4%増だった。