ひめゆり資料館の経営危機「見過ごせない」 キヨサクさんら「慰霊の日」に配信ライブ 


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有料ライブ配信の収録でひめゆり平和祈念資料館と平和への思いを語る(左から)古謝美佐子さん、キヨサクさん、玉城千春さん=18日、糸満市伊原のひめゆりの塔前(ジャン松元撮影)

 新型コロナウイルスの影響で入館者が激減しているひめゆり平和祈念資料館(糸満市)を支援しようと、MONGOL800のキヨサクさんらが23日の「慰霊の日」に配信ライブを企画している。事前収録が18日、同館敷地内の「ひめゆりの塔」前であり、キヨサクさんと民謡歌手の古謝美佐子さん、Kiroroの玉城千春さんが計9曲を披露した。

 同館の状況を知り「見過ごすことはできなかった」というキヨサクさんは、MONGOL800が2015年に平和への思いを込めて作った「himeyuri~ひめゆりの詩~」など4曲を歌った。

インタビューに応じる(右から)キヨサクさんと普天間朝佳館長=18日、糸満市伊原のひめゆり平和祈念資料館(ジャン松元撮影)

 収録後、キヨサクさんは「沖縄戦を体験した人が家庭にいる割合がだいぶ減っている。ひめゆり平和祈念資料館が伝え続けていることはとても大事だし、語り部が高齢化し世代を引き継ぐ境目で自分に何ができるかを考え、支援ライブにつながった」と語った。

 23日正午から30日までイープラスの「ストリーミングプラス」で有料配信し、経費を除いた収益が同館に寄付される。視聴券の購入者には、次回同館に無料で入場できる特典も付ける。https://eplus.jp/himeyuri-st/

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