沖縄県は19日、10歳未満から90代までの97人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前の週の同じ曜日より60人減少し、16日間連続で前週の同じ曜日を下回った。累計の感染者は2万人を超えた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は49・35人だった。5月14日以来、50人を下回ったが、全国ワーストの状態は続いている。
累計の感染者が1万9千人から2万人になるのにかかった期間は9日間だった。1万8千人から1万9千人に増えるのに要した期間は6日間で、新規感染者の伸びが鈍化している。
市町村別で新規感染者が最も多いのは那覇市の20人。浦添市16人、宜野湾市10人、沖縄市9人、うるま市7人と続いた。
宮古島市と石垣市は0となっており、県の糸数公医療技監は両市について「市中で広がっている状態からは脱している」と話した。
年代別は10歳未満11人、10代9人、20代13人、30代18人、40代13人、50代12人、60代10人、70代2人、80代5人、90代4人。学校PCR検査で4人の感染が判明した。
12日に受け入れを始めた入院待機ステーションの利用実績は、19日までに2人だった。
米軍関係は嘉手納基地とキャンプ・フォスターでそれぞれ1人の新規感染者が判明し、累計は1442人となった。