沖縄コロナで4人死亡、82人感染、減少ペースが鈍化 部活中のクラスターも(6月26日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は25日、新たに10歳未満から80代の82人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。22日連続で前週の同じ曜日を下回った。ただ、前週比の減少数は4人、減少率は4・7%と減少ペースは鈍化した。新たに70~90代の男女4人が死亡したことも明らかにした。クラスター(感染者集団)は新たに3件を認定し、累計243件となった。 

 新規感染者の減少ペースが鈍っていることに対し、県の糸数公医療技監は「緊急事態宣言後、人流が減ったが、このところ増加している。新規感染者が減って、緩んでいるのでは」と警戒感を示した。

 クラスター241例目は南部保健所管内の県立学校で同じ部活の11人。部活中にマスクを着けず、換気の悪い場所で昼食を取っていたという。242例目は同管内の社会福祉施設で、職員5人、入所者7人、年齢は20~80代。入所者の中に日頃からマスクを着用しない人がいたという。243例目は南城市の社会福祉施設で職員2人、利用者3人の年齢50~90代で、ここでも利用者にマスクを着用できない人がいたという。

 新規感染者82人のうち推定感染経路が判明しているのは41人で、内訳は家庭内23人、施設内7人、職場4人、友人知人3人、飲食1人、その他3人だった。

 ワクチンの広域接種センターの6月分予約率は、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターが92・9%、那覇市の県立武道館が99・6%。7月1~15日の予約は宜野湾は18・1%、那覇は3・7%が埋まった。