児童ら18人が犠牲 米軍機墜落事故から62年 沖縄・宮森小で追悼集会


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慰霊碑「仲よし地蔵」に千羽鶴や献花をする児童=30日午前8時33分、うるま市石川の宮森小学校

 【うるま】沖縄県うるま市石川(旧石川市)の住宅地や宮森小学校に米軍ジェット機が墜落し、児童ら18人が犠牲となった「宮森小学校米軍ジェット機墜落事故」から30日で62年となった。同日、宮森小児童会主催の追悼集会が開かれた。集会に参加した在校生は事故で亡くなった児童らの名前が刻まれた「仲よし地蔵」に手を合わせ、花を手向けた。

 児童会主催の追悼集会では5、6年生の約150人の児童代表が参加した。集会後は6年生一人一人が「平和の鐘」を鳴らし、犠牲となった児童らを思い、平和への誓いを新たにした。最初に鐘を鳴らした池原煌稀さん(12)は「1年生のころより、もっと事故のことを分かるようになった今が恐怖は大きい。二度と起こってほしくないと感じた」と話した。

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