沖縄本島に土砂災害警戒情報、豊見城の一部で避難指示(6月30日午後7時半)


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
大雨の中、帰路を急ぐ人たち=30日午後7時ごろ、那覇市久茂地(大城直也撮影)

 沖縄気象台は30日夕方、沖縄本島中部に土砂災害警戒情報を発表。また豊見城市は1281世帯、2739人を対象に避難指示を出した。本島中南部、久米島町、恩納・金武地区では7月1日夕方まで土砂災害に、久米島町と渡名喜村では低い土地の浸水に、久米島町では河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けている。

 沖縄本島地方では、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定になっており、7月1日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で100ミリ、1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがある。

 また、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがあり、屋外活動などに注意を呼び掛けている。

 土砂災害警戒情報が出ている自治体は次の通り。那覇市、糸満市、豊見城市、南城市、与那原町、南風原町、八重瀬町、沖縄市、うるま市、読谷村、嘉手納町、北中城村、渡嘉敷村。

 その他、午後7時20分現在、出ている警報は次の通り。
 <大雨警報(浸水)>南城市、渡名喜村、久米島町
 <大雨警報(土砂)>北谷町、恩納村、金武町、久米島町
 <洪水警報>沖縄市、久米島町

 

【関連記事】

▼沖縄県内の注意報・警報

▼防災・避難情報

▼沖縄襲った「線状降水帯」のメカニズムとは? 積乱雲が列をなし、局地的に豪雨

▼【写真と動画】冠水、はがれた道路…線状降水帯が発生した沖縄各地の様子