沖に向かう男性気になり110番 水難事故防ぎ感謝状 宜野湾署


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宜野湾署の玉那覇潤署長(右)から感謝される比嘉朝常さん(左)と朝陽さん(手前右)、歩登さん=6月24日、宜野湾市の同署

 【中城】宜野湾署は6月24日、沖縄県中城村の海岸で水難事故を未然に防いだとして、会社員の比嘉朝常(ともつね)さん(44)=同村=へ感謝状を宜野湾市の同署で手渡した。比嘉さんは「何事もなく良かった」と話した。

 署や比嘉さんによると、5月30日午後、村内の海岸で沖に向かって歩いている男性がいた。男性は深みに入るなどしていたため、気になった比嘉さんが110番通報した。一緒に魚やカニを探していた長男の朝陽(あさひ)さん(8)=中城小3年=と次男の歩登(あゆと)さん(6)=1年=も、警察官が来るまで様子を見守った。男性は救助され命に別条はなかった。

 玉那覇潤署長は「早期に110番があったからこそ救助につながった」と感謝した。

 救助を見守った朝陽さんと歩登さんは「海では遠くや深い所には行かないようにしたい」と話した。

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