激戦地の土砂採掘 業者が伐採否定「雑草除去しただけ」


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糸満市米須の土砂採掘現場=2021年5月

 【糸満】糸満市米須の土砂採掘を巡り、鉱山敷地内で2日に重機による作業が確認されたことについて、採掘業者の代表は6日、本紙の取材に「隣接するガマの現状確認や転落防止に向けた作業であり、伐採は一切行っていない」と説明した。

 本紙は3日付の紙面で「土をならしたり、樹木を伐採したりする様子が確認された」と報じた。業者は「雑草を取り払う作業を行っただけ」と伐採行為を否定した。「伐採については市の許可は得ているが、どの樹木を残すかなど検討課題がある」として、伐採作業を早期には着手しない考えを示した。業者によると、今月2日から敷地内に重機を2台置いた。