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沖縄コロナ第5波、若者にデルタ株の感染拡大 飲食絡み契機か

 緊急事態宣言が続く中で、いったんは減少傾向にあった沖縄県内の新型コロナウイルス感染状況は急拡大に転じ、20日の感染者数は154人と34日ぶりに100人を超えた。本島中部の若い世代に感染の広がりがみられ、感染力が強いインド由来の変異ウイルス「デルタ」株への置き換わりも進む。第4波が収まりきらないまま第5波が到来し、県はかつてない大規模な感染の広がりを警戒している。


 「緊急事態宣言が長引き、県民の気持ちが緩んだところでデルタ株が急速に拡大している。(本島)中部を中心に特に若い世代に広がり、飲食を通じた感染も出ている」。県の糸数公医療技監は20日、感染急拡大の要因についてそう指摘した。

 20日の感染者154人の地域別は、那覇市38人、沖縄市23人、浦添市16人、名護市13人、宜野湾市12人など。「デルタ株」の感染事例が本島中部で多く、糸数技監は「(中部の感染者増加と)何らかの関係はあると思う」と説明する。

 年代別では30代37人、40代34人、20代32人、10代16人の順に多い。70代以上は6人と少なめだが、県は比較的若い世代の流行が今後高齢者へ拡大することへの懸念を強めている。

 これまでの感染拡大局面では、飲食を介した感染が職場や家庭に持ち込まれ、拡大するパターンが確認されてきた。県が飲食店従業員を対象に実施しているPCR検査では、7月3~9日に0・75%だった陽性率が、10~16日は3・57%に増加。飲食絡みを契機とした感染増加がうかがえる。


 県の20日の発表では、南部保健所管内の社会福祉施設2カ所などで新たなクラスター(感染者集団)として5例追加された。累計は272例。米軍関係は新たに嘉手納基地で2人が感染したとの報告が県にあった。

 

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