宮城、ビーチテニス代表 ブラジルW杯「4強入り目標」


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
ビーチテニスW杯の日本代表選手選考会で優勝した宮城陵太=17日午後、石垣市

 【石垣】10日に千葉県で行われたビーチテニスのワールドカップ(W杯)出場権を懸けた日本代表選手選考会で、石垣市の宮城陵太(県庁)が、神奈川県の牧篤矢(Step Sports)とのペアで優勝した。宮城は10月にブラジルで開催予定のW杯に、初出場する。

 ビーチテニスはイタリア発祥のスポーツ。180センチの高さのネットを挟んで、通常の硬式球より軟らかいボールをノーバウンドで打ち合う競技だ。

 宮城・牧ペアは2019年の全日本選手権で優勝し、日本代表入りが確実視されていた。だが20年のW杯が新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったことで、今回が初の代表選出となった。

 世界の強豪はイタリアやブラジル、ロシアで、高さやパワーを生かしたスピード感のあるプレーが特徴だという。体格で勝る海外勢に対して宮城は「スマッシュを打たれないように、ネットの手前に落とすドロップショットなどをしていきたい。目標は4強入りだ」と力強く話した。