映画「風が通り抜ける道」 沖縄を舞台に撮影始まる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
映画「風が通り抜ける道」の撮影に臨む藤木勇人(右端)ら=17日、北中城村

 映画「風が通り抜ける道」(田中壱征監督)の撮影が始まっている。映画は、「明日という道を自由に選んでいける」をテーマに、それぞれの課題を抱える男女4人が、沖縄を主な舞台に幸せを探していく姿を描く。17日は北中城村で、主人公・大城光(比嘉梨乃)の父・隆(藤木勇人)が経営する定食屋のシーンが撮影された。映画は来春公開を予定している。

 隆と同級生で、35年ぶりに沖縄に戻ってきた平良健太役を演じる桃原克博は「平良の境遇は18歳から数十年沖縄を離れていた自分と重なる。沖縄に置き忘れたものが、沖縄に戻ってきたら変わらずにあった。移民の方々など、沖縄から遠い場所に暮らす人に沖縄を思ってもらえる作品に仕上げたい」と話した。