沖縄コロナ354人感染 過去最多 急激にリバウンド 米軍は19人(7月27日午後)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、新たに354人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これまでの1日当たり最多の感染者数は5月29日の335人で、それを上回る。300人超えは4度目。前週の同じ曜日は154人で2倍超の大幅な増加となる。累計では2万3201人。

 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は全国2位の68.55。1位の東京は77.85、3位の神奈川は41.84だった。病床占有率は64.4%、重症者用の病床占有率は14.3%。

 米軍関係は19人(嘉手納8、シュワブ2、普天間1、ハンセン1、コートニー2、フォスター5)との報告があった。累計で1615人。(いずれも速報値)

 県内では5月23日から緊急事態宣言を発令中。6月から7月上旬までは患者数はやや減少傾向にあったが、その後、デルタ株への置き換わりが進んだこともあり急激に反転し、県は「第5波」に突入したとの認識を示している。玉城デニー知事は26日の記者会見で「感染がリバウンドし、急拡大に転じている」と危機感を示していた。

 新規感染者のうち10~30代が全体の9割を占める日があるなど、若年層を中心に感染拡大が止まらない状態。県が先週の感染者898人を分析したデータでは、業種判別が難しい「会社員」などを除いた分類で、飲食店53人、建設業41人、医療・介護29人、児童生徒が87人だった。

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