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当社の女性管理職 KPGホテル&リゾート 取締役社長兼COO・田中正男<仕事の余白>


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
田中正男氏

 東京オリンピックの日本女子選手の活躍を見て、女性管理職の活躍度合いを見つめ直した。企業は女性の活躍なくしては成り立たないと感じたからだ。

 ダイバーシティーカンパニーをうたっている当社の女性管理職の割合は約21%。日本におけるその割合は7.8%、大企業においては5.4%と低い(ただし、サービス業界においては11.5%と割合は少し上がる)。海外に比べると日本はまだ劣っているのだ。だからこそ当社は女性管理職を今後も増やしていこうと思っている。

 どのように増やすのか?と疑問に思う方もいると思うが、当社は産休育休からの復帰率が100%で、ポテンシャルの高い女性スタッフに恵まれている。社内セミナー開催時は男性社員の参加者より女性の方が多い。社内には女性のプロコーチングマネージャーも常勤し、キャリアアップのためのセミナーを開催していることから、将来有望な女性管理職の誕生を大いに期待している。

 女性管理職の比率が高い企業=キャリアアップができる企業という印象を持ってもらうことで、企業ブランディングへ繋がり、相互メリットが生じる。今後も女性のリーダを多く輩出し、沖縄県では当社がロールモデルとなれるよう努力を重ねていきたい。そして国籍、人種、性別、宗教、学歴にこだわることなく、皆が活躍できる企業を作りあげたいと思っている。なぜなら私は以前にも述べたが「人が大好き」だから。