沖縄県は26日、新型コロナウイルスのモデルナ製ワクチンに異物が見つかり、接種の一部を見合わせるよう厚生労働省から通知があったことを受け、沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で同日夜に予定していた接種を中止すると発表した。27日以降の接種は代替品の確保状況をみて判断するが、29日まで中止となる可能性もあるという。
那覇市の県立武道館での接種は予定通り実施する。県によると、県内の企業・団体が対象の「職域接種」でも、4カ所に接種見合わせの対象のワクチンが搬入されているという。
県によると、異物混入が確認されたワクチンと同じ「製造ロット番号」のモデルナ製ワクチンが県の2会場にも搬入され、うち沖縄コンベンションセンターでは8月20日から25日にかけて1480人に使われた。ロット番号は「3004956」で、接種済み証に記載されている。
沖縄コンベンションセンターの26日の予約者501人には県の担当者が電話やメールで連絡し、中止を伝えるという。接種が受けられない人は1回目、2回目いずれもおり、県が対応を検討している。
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