糸満市真栄里の白梅之塔周辺施設の老朽化で、修繕費を募ったクラウドファンディングが8月31日の締め切り日を迎えた。午後7時時点で、目標額188万円を超える292万1500円の支援が集まった。
目標を大きく上回る支援が集まったことから、整備を計画する若梅会は当初の計画を更新し、現在より幅の広い参道の整備や説明板の設置、入り口の車止めの改修と手すり設置を計画している。
資金はクラウドファンディングサイト「YUIMA」(ユイマ)で募った。今後9~11月の間に工事を進める。
若梅会の、いのうえちず代表(52)は「白梅同窓会の皆さんが県外の平和学習などでつながった方々からも支援いただいた。とてもありがたい」と語った。県内外から多くの支援が寄せられ、中には匿名の大口寄付もあったといい「皆さんの善意のおかげで当初予定していた工事をバージョンアップし実施できる」と話した。
白梅同窓会の中山きく会長(92)は「多くの支援が集まったおかげで、お年寄りを含むすべての人々が安心して白梅之塔を訪れることができる。若梅会や支援いただいた皆さんに感謝しかない」と語った。