感染者の献血制限、きょうから緩和 症状消失4週間後から


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
沖縄県赤十字血液センター「くもじ献血ルーム」=那覇市久茂地

 県赤十字血液センターは8日から、新型コロナウイルスに感染したことのある人の献血受け入れ制限を緩和する。これまでは新型コロナと診断された人や検査で陽性になったことのある人は献血ができなかった。厚生労働省の指針が示されたことを受けた措置。

 コロナに感染した人でも、発熱やせきなどの症状消失後4週間が経過し、回復後に治療や通院を要する後遺症がなく、問診などにより全身状態が良好であることが確認できれば、献血が可能となった。無症状の場合、陽性となった検査の検体採取日から4週間後となる。

 同センターによると、コロナ禍で血液の安定確保に寄与する企業など団体からの協力確保が困難な状況で、医療機関への血液供給に支障が出る恐れがあるとして、献血への協力を呼び掛けている。