「コロナの経験、どう前向きに変えるか」日銀那覇の飯島支店長が抱負


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オンラインの就任会見で今後の抱負などについて語る日本銀行那覇支店の飯島浩太支店長=10日、那覇市おもろまち(同支店提供)

 8月4日付で日本銀行那覇支店長に就いた飯島浩太氏が10日、就任会見を開いた。飯島氏は「新型コロナ感染症という未曽有のショックに直面して社会経済のあり方が変化する中で、この経験をどうやって前向きな力に変えていくかという視点が必要だ」と抱負を語った。

 前任は、日銀本店の企画局政策企画課長。飯島氏はコロナ禍であえぐ沖縄の観光業について「コロナで人々の価値観が変わることはあるだろうし、それに対してどのような形で観光を提供していくかが重要になるのではないか」と持論を述べた。

 日銀の役割を発信する必要性にも触れ「日銀がどう考え、どういう施策をやっているかを伝えるのも私の役割と思う。そこもしっかりとやっていきたい」と強調した。