アサヒビールは、「マルエフ」の愛称で親しまれ、現在は飲食店で樽(たる)生のみ展開している「アサヒ生ビール」の缶を、14日から発売する。1日付で就任した沖縄アサヒ販売の米沢透社長(55)が13日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、「アサヒの代表的ブランドとして定着させ、『スーパードライ』に次ぐ第2の柱に育てたい」とPRした。
マルエフは1986年に発売。アサヒは生産体制をスーパードライに集中するため、93年にマルエフの缶の販売を終了したが、消費者からの要望を受け、復活販売を決めた。パッケージを大きく変更し、テレビCMには県出身の女優、新垣結衣さんを起用した。
米沢社長は「まろやかでうまみのあるマルエフを発売することで、多様なニーズに応えたい」と述べた。
アルコール度数は4・5%で、容量は350ミリと500ミリの2種類。価格はスーパードライと同等。11月24日には、「アサヒ生ビール黒生」の販売も予定する。