とんだ「カメ」違い…国道横断、違う飼い主の元へ 脱走後に起こった珍事件


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国道330号を横断し、宜野湾署に捕獲された後、飼い主に引き取られたケヅメリクガメ=17日、宜野湾署

 「国道330号を大きなカメが横断している」。16日午後2時45分ごろ、宜野湾署に複数の通報が寄せられた。横断していたカメは体長70センチ、体重約50キロのケヅメリクガメ。拾得物として宜野湾署に受理された。その後、飼い主に引き渡された。署は「事故につながっていた危険性もある。動物を飼育する場合は、施設をしっかりと整えて、逃げないようにしてほしい」と注意喚起した。

 署によると、現場は宜野湾市赤道の国道330号。横断の様子を複数人が目撃し、通報した。署員が現場に駆け付けると、カメを車に乗せようとする男性がいた。男性は「このカメは自分が飼っているから、持って帰る」と署員に伝え引き取った。しかし、男性が帰宅すると、飼育していたカメは家にいて、脱走していないことが分かった。男性は署に連絡を入れ、カメを署に返した。

 その後、横断していたカメは現場近くの民家から逃げていたことが判明した。

 17日、署を訪れた飼い主の男性(61)は「ご迷惑をおかけした。事故が起きなくて良かった」と話した。男性によると、カメは自宅の敷地内にある囲いの一部を壊して、脱走した。

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