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これまでも、そしてこれからも KPGホテル&リゾート 取締役社長兼COO・田中正男<仕事の余白>


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 私事になるが、この仕事の余白が掲載された数日後に還暦の誕生日を迎える。人生60年生きてきて、海外でも数カ国で働いてきた。そこでは様々な体験経験があった。ホテルマンとしての充実感もたくさん、辛いこと、悲しいこと、楽しかったこと、感動したこと勉強したこと全てが私の財産になっている。これまで支えてくれた上司、会社のメンバー、家族に感謝している。これからも3年5年10年と、将来のビジョンをしっかり立てて、人生を謳歌していきたい。

 当社の「沖縄にホテル客室数1000室」という目標まで、あと少し。「グランディ ヴィラ オキナワ 中村邸」も大好評で、既に今年は予約で満室。来年3月にはカフーリゾートの隣接地に77部屋の新棟を開業する。いずれは那覇市にもホテルを持ちたい。東京パラリンピックを通じてさらに多様性の世界になり、観光立県沖縄も当社も、ますますダイバーシティーが進むだろう。

 さて、人生の総仕上げに向かう時期に差し掛かり思うのだが、65歳をめどに機会があればもう一度海外に出て、シニアJICAとして、観光に携わりたい方々への教育をしながら働きたい。しかし、まだまだ社内でやりたいことが多くあるのも事実で、それを考えるととてもワクワクするのだ。その「ワクワク」を私と一緒にスタッフにも共感してもらいながら、皆が幸せな生活ができるよう精いっぱい努めたいと思う。これまでも、そしてこれからも…。