衆院選沖縄1区に立候補を予定する自民現職の国場幸之助氏は2日、那覇市内のホテルで会見し、同じく1区への出馬を表明している現職の下地幹郎氏(無所属)が目指す自民党復党に対し「あり得ない」と強調した。下地氏や一部経済界が求める保守一本化について「自民公認候補に支援を結集していくことに尽きる」とし、自身への一本化が筋だとの考えを示した。
国場氏は所属派閥(岸田派)会長の岸田文雄氏が新総裁に就いたことを踏まえ、「岸田氏の経済理論と沖縄振興を絡め県民所得を向上させる」と強調した。
下地氏が9月下旬に「(復党が)認められなかったら無所属で出る」と主張したことに対し、「いわゆる復党問題は既に終わっている。(1区に)誰が何人出ようが、自分の政治信念と公約を有権者に訴えるだけだ」とけん制した。
沖縄1区には、辺野古新基地建設に反対するオール沖縄の候補者として、共産現職の赤嶺政賢氏も出馬を予定している。
【関連記事】
▼【下地氏一問一答】保守合同作業は加熱へ 分裂なら知事選は終わりだ