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立ち見も!沖縄で盛り上がる闘牛 強いのはどんな牛?沖縄に何頭いるの?

春の全島闘牛大会重量級で優勝した闘勢琥珀(手前)=5月9日、うるま市の石川多目的ドーム

 【うるま】誰が言い始めたか、10月9日は語呂合わせで「闘牛の日」。牛主などによるSNSや動画配信の効果もあり、闘牛のまちを宣言しているうるま市を中心に、闘牛が盛り上がりを見せている。コロナ禍以前は、約3500人の観客が詰め掛ける全島闘牛大会は立ち見が出るほどの熱狂ぶり。大会チケットを求める人が列をなすほどだった。そんな中、りゅうちゃんねる取材班には読者から「闘牛ってそもそも何頭ぐらいいるの?」「最近はどんな牛が強いの?」との疑問が寄せられた。昨今の闘牛事情を調べてみた。

人気沸騰 若者ら複数で飼育も

 うるま市農政課の家畜家禽(かきん)調査によると、市内の闘牛登録数は過去10年間、約200~250頭の間を推移し、大きな変化はない。2011年が237頭で、20年は255頭だった。繁殖用のメスや闘牛として育てる予定の子牛も含まれているため、現役で大会に出場している牛は3分の1程度とみられている。牛種は主に黒毛和種。外国産やホルスタイン種との掛け合わせなども多いため、血統書がある「和牛」とは異なる。

 歴代王者は黒毛が多い中、現在の重量級の闘勢琥珀、中量級の赤番頭はともに赤毛。11~21年に計29回開催された全島闘牛大会で王者に輝いた牛のうち、黒毛以外は先の2頭を除くと、軽量級王者だった琉神一輝と二代目テスリ産業パンダのみ。

 黒毛優勢の勢力図に変化の兆しがあるのか?琉球新報で20年以上、闘牛担当の通信員を務める平川康宏さん(72)によると毛色は「特に関係ない」。以前は、戦歴から赤毛や顔などに白毛があるパンダは「一度負けると復活が難しいと言われていたが、品種改良で大きな牛も増えているので、毛色よりも体形が重視されている」と解説する。

 昨今は闘牛の飼い方にも変化が訪れている。以前は1人の牛主がメインとなって育てていたが、最近では若者を中心に資金を出し合って複数人で1頭を育てているケースも多い。「一生懸命闘う牛を見ていたら、若者も意欲をかき立てられるんでしょうね」と平川さん。闘牛熱はさめやらない。 

(新垣若菜)



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