超大型の台風18号 八重山と宮古の一部で強風続く 本島も激しい雨や雷(10月12日午前現在)


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
午前9時現在の台風18号の経路図

 気象庁によると、超大型の台風18号は12日午前9時現在、南シナ海を毎時25キロの速さで西に進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで中心から半径85キロ以内では風速25メートル以上の暴風域、中心の北側950キロ以内と南側750キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。午前9時現在、八重山地方と宮古島地方の一部が強風域に入っている。

 県内では11日、先島諸島で強風域が続き、宮古島で最大瞬間風速25・5メートルを観測。先島諸島では12日にかけて大雨となるおそれがあるほか、落雷や竜巻など激しい突風による被害が起こる可能性がある。本島地方でも積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意が必要。

 先島諸島では12日、東の風が強く吹いており、風の強い状態は同日夕方にかけて続く見込み。
 また、大東島地方では台風と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっているため、東の風が強く吹いている。

 沖縄気象台が強風に注意するよう呼び掛けている。
 
 沖縄本島地方は12日から13日にかけて、台風周辺の湿った空気の影響で曇りや雨の天気となり、12日は所により雷を伴い激しい雨の降る所がある見込み。13日は晴れる時間帯もある見込み。

 沖縄気象台は12日午前11時に沖縄本島地方に波浪注意報、雷注意報を発表している。

 沖縄旅客船協会によると11日、沖縄本島と鹿児島、周辺離島などを結ぶ126便が欠航。12日と13日の那覇発鹿児島行き各1便が欠航する。