<衆院選終盤情勢>沖縄1区 赤嶺氏が共産れいわ支持層9割まとめる 国場氏は公明支持層7割 下地氏、維新支持層7割


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 31日投開票の第49回衆院選で、琉球新報社は共同通信社と合同で23~26日の4日間、沖縄県内の有権者を対象とした電話による世論調査を実施した。

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 前職3氏が立候補する沖縄1区は、共産の赤嶺政賢が先行し、自民の国場幸之助が追う展開だ。無所属の下地幹郎は支持が広がっていない。無党派層の3割を含む有権者の約2割が投票先を決めておらず、情勢には流動的な要素が残る。赤嶺は共産、れいわ支持層の9割をまとめたほか、立民と社民支持層の約8割も固めた。無党派層の支持も高い。公明支持層の3割に浸透し、自民支持層の一部にも食い込む。玉城デニー県政を評価する層からの支持が厚いが、評価しない層にも一部浸透する。

 国場は公明支持層の約7割の支持を固めた一方で、自民支持層の支持は5割にとどまる。国政野党支持層では維新支持層を除き支持は広がっていない。性別の支持に違いはない。50、60代男性からの支持が特に高い。玉城県政に批判的な層からの支持が高い。

 下地は維新支持層の7割超の支持を固める。自民支持層の2割にも食い込み、N党支持層の約4割の支持を得るものの、無党派層からの支持が伸び悩む。離島での支持が比較的高い。年代別では20代から多くの支持を得ているが、他の年代での広がりに欠ける。
 


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