<衆院選終盤情勢>沖縄3区 屋良氏と島尻氏、支持基盤盤石 浮動層の獲得が鍵


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 31日投開票の第49回衆院選で、琉球新報社は共同通信社と合同で23~26日の4日間、沖縄県内の有権者を対象とした電話による世論調査を実施した。

▼沖縄県全体の終盤情勢はこちら→ https://bit.ly/3bftk0z

 沖縄3区は立民前職の屋良朝博、自民新人の島尻安伊子が激しく競り合う展開が続いている。屋良は「オール沖縄」勢、島尻は自民・公明の支持を盤石に固めている。

 無党派層はどちらも一定程度浸透がみられ、投票先を決めていない浮動票の獲得が鍵を握る。

 屋良は立民支持層の9割弱を固め、共産、社民支持層にも支持を広げる。

 島尻は自民支持層の9割弱に浸透し、公明支持層は9割以上を固めている。

 地域別では、屋良はうるま市で先行し、島尻は名護市や国頭郡で支持が手堅い。大票田の沖縄市は伯仲している。最終盤にかけて市部のほか、国頭郡の町村部での動向も選挙戦を左右することになりそうだ。

 年代別にみると、30代以下の若年層は島尻の支持が高く、40~50代の中年層はきっ抗、60代以上の高齢層では屋良が優位に立つ。男女別では屋良が女性、島尻が男性の支持を得ている傾向がみられる。
 


 

▼<詳報・終盤情勢>沖縄1区 赤嶺、国場、下地3氏

▼<詳報・終盤情勢>沖縄2区 新垣、宮崎、山川、中村4氏

▼<詳報・終盤情勢>沖縄4区 西銘氏、金城氏