31日投開票の第49回衆院選で、琉球新報社は共同通信社と合同で23~26日の4日間、沖縄県内の有権者を対象とした電話による世論調査を実施した。
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沖縄2区は社民新人の新垣邦男が先行し、自民前職の宮崎政久が追う展開だ。投票先をまだ決めていない有権者も5割弱おり、両陣営は浮動票の取り込みに奔走する。維新新人の山川泰博は苦しい。N党新人の中村幸也は独自の戦い。
新垣は辺野古新基地に反対する「オール沖縄」勢力の支持層をまとめる。無党派層にも浸透する。新基地に反対する有権者の多くが新垣を支持する。
宮崎は自民支持層の9割弱を手堅くまとめている。安倍・菅首相の政権運営を評価する有権者の9割が宮崎を支持する。公明支持層は7割が宮崎に投票する意思を示しているが、3割弱が新垣に流れている。山川は維新支持層の約4割の支持を得ている。
北中城村長を務めた新垣が中頭郡で6割超の支持を集める。宜野湾と浦添の両市長から支援を受ける宮崎は市部で支持を広げる。
新垣は男性は60代以上で支持が高く、女性は幅広い年代から支持を受ける。宮崎は50代以下の男性からの支持が高いが、女性からの支持は伸び悩む。