31日投開票の第49回衆院選で、琉球新報社は共同通信社と合同で23~26日の4日間、沖縄県内の有権者を対象とした電話による世論調査を実施した。
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沖縄4区は、自民前職の西銘恒三郎と立民新人の金城徹が横一線の戦いとなっている。有権者の約4割が投票先をまだ決めておらず、浮動票の行方が勝敗の行方を決めそうだ。
地域別で見ると、糸満市、豊見城市の支持率は金城が5割強とリードし、西銘が3割強と追う。一方、南城市と島尻郡の一部で西銘が5割強の支持を固めており、金城は3割となっている。宮古島市、石垣市、八重山郡では両者とも4割前後で拮抗(きっこう)している。
西銘は自民支持層の9割強、公明支持層の6割弱を固めている。無党派層は2割程度にとどまる。職業別では会社勤めや自営業などからの支持が厚い。年代別では40~50代の中年層で5割弱の支持を得ている。特に男性からの支持が高い。
金城は、立民支持層の9割弱、共産支持層の8割強を固める。公明支持層からも約4割、無党派層から5割強の支持を得る。職業別では農林水産業から4割強の支持を得る。30代以下の若年層から5割弱の支持を得る。