衆院選きょうから三日攻防 沖縄選挙区の各候補ラストスパートへ


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 31日投開票の衆院選は、28日から最終盤の三日攻防に突入する。前職6人と新人5人の計11人が立候補する県内4選挙区では、各候補者が支持固めや無党派層獲得に駆け回り、決戦の日に向けてラストスパートをかける。

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 解散から投開票まで戦後最短の17日間の超短期決戦となる今回の衆院選。新型コロナウイルスの影響も残る異例ずくめの選挙戦となる中、各候補とも街頭での訴えや地域・企業回りなどを精力的にこなし、票の積み上げに走る。

 全4選挙区とも米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢が擁立する候補と、公明が推薦する自民候補が対決する構図だ。加えて、1区は無所属前職も入り交じった前職3氏による三つどもえの選挙戦が展開される。2区は維新新人とNHK党新人も立候補する。

 普天間飛行場問題や新型コロナ対策、次期沖縄振興計画の在り方が主要争点となるほか今回の衆院選直前まで9年間続いた安倍・菅両政権の評価も問われる。来年に控える県知事選の行方も占う今年最大の政治決戦となる。

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