沖縄県、県民向け県内旅行を助成 「彩発見」第4弾 10日販売開始 


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記者会見する玉城デニー沖縄県知事=4日午後、那覇市泉崎の沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は4日、県庁で会見を開き、県民の県内旅行を助成し促進する「おきなわ彩発見キャンペーン」の第4弾の販売を10日から開始すると発表した。段階的に緩和するとして、まずは同一島内の旅行限定で15日から利用可能。感染状況を見極めて26日からは島間移動を伴う旅行でも利用ができる。利用期限は12月31日までで、割引支援額は1人1泊当たり5千円を上限に、旅行代金の最大50%を支援する。

 一方、同居家族と修学旅行をのぞく一部屋5人以上の宿泊には新型コロナウイルスのワクチン接種券やPCR検査陰性証明書などの提示を条件にした。さらに島をまたぐ旅行での利用の場合は、たとえ「同居家族」でも一部屋「4人以下」でも接種券や陰性証明などの提示が必要とした。ただしキャンペーン実施期間中でも、10万人当たりの直近1週間の新規陽性者が25人以上になった場合は、適用地域の縮小や一時停止を検討するとした。

 4日の県対策本部会議で決定した。9日に県議会臨時会を招集して、新たに約59億円を盛り込んだ補正予算案を審議する。県は11月の1カ月を「リバウンド防止と社会経済活動の両立期間」と位置づけている。

 また、玉城知事は10月までに県民全体のワクチン接種率70%の目標が達成できなかったとして、10月末で終了した県の広域接種センターの1回目接種を11月12日から再開すると発表した。