平安座島に助産院ばぶばぶ開所 HISAKOさん「誰でも来て元気になって」


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「誰にでも来てほしい」と呼び掛ける助産師のHISAKOさん(左)と夫のMARKさん=10月21日、うるま市平安座島の助産院ばぶばぶ

 【うるま】12人の子どもを出産し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で子育ての知識などについて発信するユーチューバーとしても活動している、助産師のHISAKOさん(47)の「助産院ばぶばぶ」が10月に沖縄県うるま市平安座島に正式オープンした。

 HISAKOさんは大阪府出身。総合病院などでの勤務を経て、2006年に大阪で「ばぶばぶ」を開院した。20年4月に沖縄に移り住み、これまでは市塩屋でコンテナを改装した仮設の「ばぶばぶ」を開院していた。

 平安座島の「ばぶばぶ」は診察スペースと待合スペースを合わせて20畳ほどの広さ。建物のデザインなどは夫のMARKさん(61)が担当し、和風で落ち着いた内装になっている。

 今は新型コロナウイルス感染防止対策のため、時間が重ならないように各予約者を受け入れている。ゆくゆくは訪れた人たちが待合スペースで顔を合わせてリラックスして過ごし、子育ての悩みなどについてコミュニケーションを取れる空間になることが理想だ。

 HISAKOさんは「妊娠や出産、子育ての悩みを抱えている人に限らず、誰にでも来てもらいたい。ここで元気になって笑顔で帰ってもらえるよう、どんな悩みにでも寄り添いたい」と話した。