妻だけが知る水割りのいい加減 「泡盛川柳」の最優秀賞が決定


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泡盛月間をPRする泡盛の女王の金城希さん(右)と琉球泡盛倶楽部の長嶺哲成会長(左)=10日、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄県酒造組合は10日までに、第2回泡盛川柳の結果を発表した。最優秀賞は大阪府の黒麹さんの「妻だけが 知る水割りの いい加減」に決まった。応募者数は375人、応募作品数は889句だった。

 審査委員長は県酒造組合の佐久本学会長が務めた。最優秀賞受賞者には、泡盛紺碧(43度)の5升甕(がめ)が贈られた。審査員の長嶺哲成琉球泡盛倶楽部会長は最優秀賞の作品について「夫婦の仲むつまじくほのぼのとした感じが伝わってくる」と評した。

 11月は泡盛月間で、県外でのイベントが予定されているほか、泡盛の女王のインスタグラムではクイズキャンペーンも実施する。

 泡盛の女王の金城希さんは「泡盛に触れる機会が増えると思うので、お気に入りの1杯を見つけてほしい」と話した。

 泡盛川柳のその他の受賞作は次の通り。(敬称略)

 【優秀賞】「じじ棺に 泡盛入れるねと孫が」(神奈川県・泰平楽)

 【佳作】「子を寝かし 泡盛せがみ 踊る妻」(北海道・しげっち)

 【審査員特別賞】「ちぶぐわぁ~の 残る香りで もう一杯」(埼玉県・森田哲哉)

 【ユーモア賞】「泡盛は 源氏か平家か 聞いた孫」(兵庫県・佐野博司)