「バガスを再利用したデニム」 サトウキビ再生糸で職人が縫製<みんなで支える県産品>3


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沖縄の職人によって縫製されたシマ・デニム・ワークスのエシカルデニム

 サトウキビの搾りかす「バガス」を使い衣料品の商品開発に取り組む「SHIMA DENIM WORKS」(シマ・デニム・ワークス、浦添市、山本直人代表)。バガスを練り込んだ和紙糸と綿糸を使ったデニム生地のジーンズで、新しい価値創造に取り組む。

 県内の製糖工場で廃棄予定だったバガスを入手し、県外でデニムに加工。県内の職人の手で縫製し、県産ジーンズに仕上げている。

 優良県産品登録を目指す商品は県内で縫製されたデニムジーンズだが、クラウドファンディングでは「琉球帆布」を展開する沖縄の風(那覇市)とコラボした商品も応援購入できる。富井岳マネジャーは「サトウキビのある沖縄の原風景を残したい。デニムを魅力と可能性のある地域資源として発信したい。サトウキビから生まれたファッションを楽しんでほしい」と支援を呼び掛ける。
 


 県は優良県産品奨励事業で今年からNEXT優良県産品部門を新設。琉球新報のクラウドファンディングYUIMAを活用し、応援購入された口数や集まった資金が一次審査の評価基準となる。エントリー商品を紹介する。商品紹介ページはこちら。