沖縄県石垣市の石垣港で19日午後、自衛隊統合演習(実動演習)による訓練が始まった。
午後0時50分ごろ、海上自衛隊の輸送艇1隻が港内に姿を現し、およそ10分で接岸した。
港内には民間港の訓練利用に反対する市民ら約50人が訓練の中止を求めて集まった。市民らは「離島の生活航路の安全を脅かすな」「石垣港は市民のものだ」などとシュプレヒコールを上げた。
抗議に参加した八重山地区労働組合協議会の波照間忠議長(53)は「石垣は観光がメインの町だ。ようやくコロナ禍が落ち着いてきた中、訓練で民間港を使ってもらいたくない」と話していた。