「うらちゃんmini」第2期の運行開始 浦添市のコミュニティーバス


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地域コミュニティーバス「うらちゃんミニ」と市関係者ら=3日、浦添市役所前広場

 【浦添】沖縄県浦添市は3日、市内で乗降場所を自由に指定できる、フルデマンド型のコミュニティーバス「うらちゃんmini」の第2期運行開始式を市役所前広場で開いた。コロナ禍で市民の交通手段を確保する目的で4日から22年3月末まで運行する。4月以降は民間事業として継続できるか検討する。

 うらちゃんminiは市から委託を受けた、市内のタクシー8事業者でつくる「てだこモビリティサービス有限責任事業組合」が運営する。事前予約制で、公共交通の空白エリアを解消し、車を持たない高齢者らの利便性向上を図る。実証実験では、年間6万3500人が利用した。

 第2期運行では予約が30分前から15分前までとなり、支払い方法に楽天エディを導入する。料金は従来通り。

 市青年会議所が11月で50周年を迎えることを機に、12月末まで車体横に「これからもこの街と共に」などと記したラッピングを施す。同会議所はモビリティ組合へ130万円の寄付も行った。乗車予約は予約センター(電話)098(875)0250。