沖縄、ガソリン価格174円 4週連続の値下がりも高値続く 6日時点


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 経済産業省が8日発表した6日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、1週間前の11月29日時点の前回調査と比べて60銭安い168円ちょうどだった。4週連続の値下がりだが高値水準が続いた。沖縄は70銭安い174円10銭で、2週連続の値下がり。

 全国で灯油18リットル(一般的なタンク1個分)当たりの価格は5円安い1947円。14週ぶりに値下がりしたが、依然として高値で推移している。冬場の暖房需要が高まる中、家計には打撃となる。

 調査した石油情報センターによると、新型コロナウイルスの「オミクロン株」の感染拡大で需要が落ち込むことへの懸念から原油価格が下落し、小売価格に反映された。センターは来週も値下がりを予想している。

 地域別では、レギュラーガソリンは41都道府県で値下がりした。値下がり幅が最も大きかったのは山形県と島根県の1円70銭で、北海道と長野県の1円40銭、富山県と福井県の1円20銭が続いた。値上がりは佐賀(80銭)、和歌山(70銭)、大分(10銭)の3県で、福島、高知、熊本の3県は横ばいだった。
(共同通信)