「座り込みを続ける」新基地建設反対に200人が気勢 辺野古土砂投入3年


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集会をガンバロー三唱で締めくくる参加者ら=14日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、政府が埋め立て区域への土砂投入を始めてから3年となる14日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で反対集会が開かれた。新基地建設に反対する政党や市民団体などでつくるオール沖縄会議などが呼び掛け、約220人(主催者発表)が参加した。海上でも埋め立て海域にカヌーが繰り出し、工事中止を訴えた。

 午前8時40分ごろからゲート前で座り込みが始まり、市民らは「移設を中止に追い込むために頑張ろう」などとシュプレヒコールを上げた。

 オール沖縄会議の福元勇司事務局長は「民意をしっかり示すことが重要だ。来年はさまざまな選挙がある。団結して(玉城デニー)知事の不承認を支持し続けることが大切だ」と気勢を上げた。

 集会に参加した具志堅みな子さん(70)=那覇市=は3年前の土砂投入の瞬間をテレビで見た時、心がつぶされる思いをした。「座り込みを続ける決意を新たにした」と語った。
 (狩俣悠喜、写真も)